環境への取り組み

持続可能性に配慮した基本方針

エームサービスは、1.食品安全 2.環境 3.人権 4.労働 5.経済の5項目に関する
「持続可能性に配慮した基本方針」を策定しました。

これにより、一層安全で安心な商品の調達・サービスの提供に努めるとともに、
事業を通じ、環境や人権への影響にも配慮することで、
持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

コーヒー生産者への
継続的な経済的サポート
「SEEDING FOR THE FUTURE」の
取組みに賛同した
グアテマラブレンド

コーヒー生産国支援の活動の一つとして、株式会社ユニカフェ様(以下ユニカフェ)が実施する、製品売り上げの一部をコーヒー生産者に対する苗木寄贈に充てる取組み「SEEDING FOR THE FUTURE 未来への種まき」に賛同した「グアテマラブレンド」を取り扱っております。

コーヒー業界が抱える課題

気候変動はコーヒー産業に深刻な影響を与えています。コーヒーは主に赤道付近の「コーヒーベルト」で栽培されており、地球温暖化により栽培可能な地域が減少しています。 2050 年にはコーヒー栽培地が半減し、生産量も大幅に減少すると予測されています。気温と湿度の上昇により病気や害虫が増え、収穫量や品質の低下も懸念されています。この課題を解消するため、ユニカフェは気候変動に耐性のある品種の苗木をコーヒー産地へ寄贈する「苗木寄贈プロジェクト」を実施しています。また、エームサービスも社会的責任としてユニカフェの取組みに賛同し、苗木寄贈による支援を継続し、コーヒー生産者の支援に取組んでいます。

「SEEDING FOR THE FUTURE 」取組みの概要

「SEEDING FOR THE FUTURE 」は、ユニカフェがコーヒー産業のサステナビリティを高めるための取組みです。エームサービスはこの活動に賛同し、「グアテマラブレンド」を新発売いたします。この製品を購入いただいた売上の一部で、ユニカフェを通じてコーヒーの苗木を購入し、購入した苗木を生産者に寄贈します。この取組みにより、コーヒー生産者は生産コストを削減でき、彼らの経済的なサポートに繋がります。寄贈する苗木は、気候変動の影響で発生しやすい病気や害虫に強い品種で、2050年問題への対策にもつながります。

エームサービスのPB飲料容器は、
ペットボトルからアセプティック紙容器へ

使い捨てプラスチックの使用量の削減と適正な処理が急務となっております。
エームサービスでは、2021年4月よりPB飲料容器の資材をこれまでのペットボトルから、環境負荷の低減につながる環境配慮型「持続可能性のより高い、アセプティック紙容器」に変更しました。
*お茶系の飲料容器として、日本で初めて採用しました。

プラスチック使用量を約56.4%削減

ペットボトル340mlから紙容器へ330mlに切り替えるだけで、プラスチック使用量を約 56.4 %削減することができます。月間100本を使用した場合、年間でプラスチック使用量10.5kg の削減が見込めます。
※自社調べ: 2021年6月計測

再生可能な資源だけを使ったテトラパックとは

紙容器は主に再生可能資源でできており、使用されている板紙は FSC® (森林管理協議会)認定の森林やその他の管理された持続可能な供給源の木材のみを原料としています。アルミ箔を用いて中身の食品を劣化させる酸素の透過を防ぐとともに光を遮断し、6層のラミネーション構造で食品の品質を長期間保つアセプティック紙容器です。紙容器の約70%が再生可能な素材でできています。

FSC🄬: Forest Stewardship Council🄬(森林管理協会)

1993年に設立された、世界の森林の責任ある管理を促進する非政府・非営利の独立組織。
環境保全の点から見て適切で、社会的な利益にかない、経済的にも継続可能な森林管理を推進することを目的とした第三者認証サービスを提供。世界で最も厳しい森林認証と言われています。

キャップにはボンスクロ認証を取得したサトウキビ由来のポリマーが使用されており、サトウキビの持続可能な生産、加工、流通を支援し、責任ある調達を実現しています。

ボンスクロ認証(BONSUCRO)とは

2005年に設立された、サトウキビ産業の発展(社会的・環境的・経済的な持続可能な改善)への寄与を目的とした非営利組織。サトウキビ産業にかかわる川上から川下の関係者で構成されており、原料となるサトウキビは、ボンスクロ(BONSUCRO)の厳しい基準をクリアした認証された農家のみが使用しています。

世界農業遺産に認定された静岡の茶草場農法
農家の想いが詰まったインスタントティー

静岡の茶草場農法は、静岡県に特徴的に見られる農法で、高品質な茶の生産のみならず、豊かな生物多様性の保全にも繋がっており、農業と生物多様性が同じ方向を向いて両立していることが世界から注目され、2013年に世界農業遺産として認定されました。

世界農業遺産(GIAHS:ジアス)とは?

世界農業遺産(Globally Important Agricultural Heritage Systems)とは、世界的に重要な伝統的農業(農林水産業)を営む地域を、FAO(国際連合食糧農業機関)が認定する制度であり、「世界重要農業資産システム」とも訳されます。

世界農業遺産の認定により、農業や地域環境とともに育まれた文化や技術、景観、生物多様性などを「農林水産業システム」とし、トータル的に保全し、継承していくことを目指しています。